東京で一人暮らしに自転車があると非常に便利だ。最近は自転車専用レーンも増えてきており、ロードバイクやクロスバイクなども増えている。
2年ほどコーダーブルームのクロスバイクに乗っていたが、マンションの駐車スペースで盗難にあい、今回はESCAPE R DROPを購入した。
選定ポイントと実際に乗ってみた感想をご紹介します。
- ESCAPE R DROPとは?
- ESCAPE R DROPはクロスバイク?
- ESCAPE R DROPの仕様は?
- ESCAPE R DROPの発売日と価格は?
- ESCAPE R DROPを選んだ理由は?
- ESCAPE R DROP以外の選択肢は?
- ESCAPE R DROPを購入した感想は?
- ESCAPE R DROPの評価は?
- ESCAPE R DROPより安いロードバイクは?
ESCAPE R DROPとは?
ESCAPE R DROPは世界最大手の自転車メーカーGIANT(台湾)が、2020年モデルとして日本市場に投入したモデルだ。
一番売れているクロスバイク「ESCAPE R3」をベースに、ドロップバー仕様にしギアをSHIMANO CLARISに変更した。
ESCAPE R DROPはクロスバイク?
ESCAPE R DROPはドロップバー用ジオメトリに、初心者にも安心のサブブレーキレバー、やや太めの30Cタイヤ、快適サドルによりリラックスした乗車姿勢でロードバイクスタイルを楽しめる、新型ドロップバークロスバイクだ。
厳密にはロードバイクのようなクロスバイクという新しいジャンルになる。世界でもこのようなモデルは珍しい。
ESCAPE R DROPの仕様は?
サイズ:430(XS),465(S),500(M)mm
重量:10.9kg(500mm)
フレーム:ALUXX-Grade Aluminum
フォーク:Cr-mo
ドライブトレイン:SHIMANO CLARIS
ホイール:GIANT SPINFORCE LITE
タイヤ:GIANT ESCAPE R TIRE 700x30C
スピード:16 Speed
色:ブルートーン, ブラックトーン
ベースとなった「ESCAPE R3」とサイズとフレームは同じだが0.2kg重い。
ドライブトレインがSHIMANO ALTUS / EF500から変更になっているが、ホイールとタイヤは同じだ。変速は24段から16段になっている。
ESCAPE R DROPは色が2色展開だが、「ESCAPE R3」はマットエメラルド・レッド・ホワイトも加えた5色だ。
ESCAPE R DROPの発売日と価格は?
発売日は2019年10月14日で、価格は66,000円(税別)だ。
クロスバイクで最も売れているベースとなった「ESCAPE R3」が52,000円(税別)とその価格差は14,000円になる。
「ESCAPE R3」は人気クロスバイクで、それをドロップハンドルにする改造する人もいる。その改造には2-3万はかかるので、最初からドロップバーになり、SHIMANO CLARISにギアが変更されているESCAPE R DROPの14,000円差は安いといえるのではないだろうか。
ESCAPE R DROPを選んだ理由は?
元々クロスバイクを乗っていたので、次もクロスバイクかなと思っていたが、ロードバイクにも興味があった。ただ、クロスバイクに比べ割高で、盗難された経緯からあまり高い自転車は盗まれた時のショックが大きいので二の足を踏んでいた。
以下が検討した時の条件だ。
- 価格は乗り出しで10万円以下
- 週末に都心街乗りが中心
- 遠出はしないが50kmくらいは走る
クロスバイクが妥当かと行きつけの自転車屋に向かったが、店頭にESCAPE R DROPが飾られており、1割引きの5万円台というのが目に入った。
クロスバイクがベースとはいえ、ロードバイクにも採用されるギアに、街乗りには安心のサブブレーキもついており、一気に候補になった。
クロスバイクは状態を起こして乗るので、ロードバイクのように前傾で乗ると街乗りには疲れるイメージがあり、サブブレーキで状態を起こして乗れる選択肢は安心な印象を持った。
ロードバイクは試乗や友人に借りて乗ったことがあるが、街乗りの段差の多いところでは細いタイヤの影響で振動がダイレクトに伝わり、乗りにくいなという印象があった。
ESCAPE R DROPはクロスバイクで多く採用される30C幅タイヤを採用しているのも、振動問題に安心があった。
ESCAPE R DROP以外の選択肢は?
ESCAPE R DROPの対抗として、クロスバイクなら5万円台の「ESCAPE R3」クラスのモデルだが、ロードバイクのエントリーモデルはGIANTなら「CONTEND 2」が候補に。
「CONTEND 2」の定価が86,000円と価格差がちょうど2万円。重量も9.9kgと10kgを切っており、上位モデル同様、D-Fuseピラーとオフセットシートステイ、フルカーボンフォークを新たに採用し、ケーブル内装でより美しい外観に。
ドロップバー初心者に安心のサブブレーキレバーを搭載する国内特別仕様と魅力的ではあった。ただ、タイヤが28Cと若干細めの仕様になっている。
ロードバイクのエントリーとしては8万円台で予算内ではあったが、盗難のリスクを考えると2万円の価格差が大きいと判断し、今回はESCAPE R DROPを購入することに決めた。
ESCAPE R DROPを購入した感想は?
結局はブルートーンを購入した。乗り出し価格は以下のオプションをつけて税込で68,000円ほどになった。
- 純正スタンド
- 純正充電式テールライト
週末天気が悪い日が続いたが、購入してから4回ほど都心中心に100キロほど走ってみた。乗ってみた感想は今のところ満足だ!
- クロスバイクより走りやすい
- 都心の歩道でも衝撃はクロスバイク並み
- スピードはクロスバイクより出やすい
- ロードバイクに追走したがそこそこついていける
- サブブレーキは街中で便利
- ブルーがいい感じの風合い
- ギアの変更はクロスバイクよりスムーズ
- 買い物袋などはクロスバイクより運びにくい
- 1日50キロ程度ならお尻は痛くならない
- バー周りにライトなどつけるスペースに余裕がない
以前の5万程度のエントリークロスバイクと比べても、街中での走りやすさはそのままに、より早く走りたい時の乗り方にもこたえてくれる。ただ、ガチのロードバイクとは明らかに差があるので、クロスバイクの便利さを持ったロードバイク的な走りやすさを求める人に向いている。レースやロングライドが目的の人は素直にロードバイクを購入したほうが良い。
個体差もあるが、いくつか整備をお願いしようと思っている点もある。
- 重めのギアの中段の噛みが安定しない
- サブブレーキの後輪の効きがやや弱い
2/15追記:ショップで調整してもらったら全く問題なくなりました。
ESCAPE R DROPの評価は?
6万円台でロードバイクのエントリーが選択肢となるのは非常に画期的だ。乗り心地もクロスバイクの良さに、ロードバイクの走りやすさを加えた街乗りロードバイクには最適なのではないだろうか?
サイクルショップの紹介動画なども見て参考にしてほしい。
【ロードバイク クロスバイク】エスケープRドロップ ジャイアント 〜自転車屋店長の勝手レポート〜 ESCAPE R DROP GIANT 初心者 に おすすめ!街乗りスポーツ自転車 R3との違いもね
2020GIANT「ESCAPE R DROP」#GIANT #ESCAPE #クロスバイク#ロードバイク
ESCAPE R DROPより安いロードバイクは?
定価ベースでは「ESCAPE R DROP」以下の値段の商品は有名メーカーにはあまりないが、楽天やYahooを見ているとセール品などもあり、予算の都合がある方や乗れれば良い方などは、試しに検討してみてもよいかもしれません。
ネットショップで買える5万円台以下のロードバイクを集めてみました。6万円以上出せるなら「ESCAPE R DROP」が良いと思います。
2万円台のロードバイク
▲クロモリフレーム で約11.5kg
▲ロードとMTBを合わせたグラベルロードバイク。約13.5kg。
3万円台のロードバイク
▲重量12.6kg。補助ブレーキ付。
▲重量13.5kg。フロントアルミブレーキ採用
▲重量11.9kg。シマノ製クラリス採用。
▲重量10.9kg。内蔵式ケーブル。
4万円台のロードバイク
▲重量も約11kgでシマノ製クラリスも採用
▲重量9.6kg。ロードバイク専用ブレーキ。内蔵式ケーブル採用。
▲重量約10.2kg。軽量スポーツペダルでシマノ製クラリス採用。
▲重量約9.3kg。カーボンホーク、ロードバイク専用ブレーキ、内蔵式ケーブル採用。
5万円台のロードバイク
▲ルイガノ2017年モデル。重量約9.9kg。定価10万近い。
▲重量10.6kg。シマノクラリス採用。